急かすと、できることもできなくなってしまいます。
本人のペースに沿って予定をたて、自分でやろうとしているときは見守りましょう。
何が不安でそのような行動をするのかがわかると、前もって不安の要因を減らせるかもしれません。
日ごろからよい家族関係を作り、たとえば好きな音楽をかけてリラックスしてもらったり、環境の急な変化を避けることで、本人が不安な気持ちを解消できるよう支えましょう。
間違ったことを話してもすぐに訂正や説得はせず、いったん受けとめるようにしましょう。
「ダメです」「やめてください」と制止するよりは、「座ってテレビでも見ましょう」などと提案して場面を切り替えましょう。わかりやすくやわらかな口調でゆっくり話しましょう。
認知症「いっしょがいいね」を支えるガイドブック(監修:横浜総合病院・横浜市認知症疾患医療センター センター長 長田 乾 先生)より