生活の工夫と対応

本人の気持ちに寄り添う対応を

家族や周囲の人にとって大切なことは、「認知症は病気である」ということを理解して、本人の気持ちに寄り添った対応を心がけることです。

本人のペースに合わせましょう

急かすと、できることもできなくなってしまいます。
本人のペースに沿って予定をたて、自分でやろうとしているときは見守りましょう。

本人の思いを理解しましょう

何が不安でそのような行動をするのかがわかると、前もって不安の要因を減らせるかもしれません。

安心できる環境を作りましょう

日ごろからよい家族関係を作り、たとえば好きな音楽をかけてリラックスしてもらったり、環境の急な変化を避けることで、本人が不安な気持ちを解消できるよう支えましょう。

話に共感して受け入れましょう

間違ったことを話してもすぐに訂正や説得はせず、いったん受けとめるようにしましょう。
「ダメです」「やめてください」と制止するよりは、「座ってテレビでも見ましょう」などと提案して場面を切り替えましょう。わかりやすくやわらかな口調でゆっくり話しましょう。

認知症「いっしょがいいね」を支えるガイドブック(監修:横浜総合病院・横浜市認知症疾患医療センター センター長 長田 乾 先生)より

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