認知症を知る

認知症ってなんだろう?

加齢によるもの忘れとは違い、正常だった脳の働きが徐々に低下する病気です。

年をとると、誰もが人の名前をすぐに思い出せなくなったり、ものをどこにしまったか忘れたりするものです。

認知症は、そのような加齢によるもの忘れとは違い、正常だった脳の働きが徐々に低下する病気です。数分前、数日間の出来事を思い出せない、新しいことを憶えられない、日付や曜日がわからない、言葉がなかなか出てこない、仕事の要領が悪くなる、道具や家電製品を上手く使えないなどの困難が生じて、以前のように日常生活を上手く送ることができなくなります。

認知症がどんな病気かを知ることで、認知症の本人への対応の仕方や介護に対する理解が深まります。

加齢によるもの忘れ
記憶の流れ
一部を忘れる記憶の帯はつながっている
・体験の一部を忘れる・ヒントがあれば思い出せる
たとえば・食事の献立が思い出せない・外出先で人と会ったことを忘れる
認知症
記憶の流れ
全体を忘れる記憶が抜け落ちる
・体験したこと自体を忘れる・ヒントがあっても思い出せない
たとえば・食事をしたこと自体を忘れる・外出したこと自体を忘れる

認知症「いっしょがいいね」を支えるガイドブック(監修:横浜総合病院・横浜市認知症疾患医療センター センター長 長田 乾 先生)より

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